<精米について> | |
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※実際の玄米の皮は、上記イラストに比べて非常に薄いものです。 籾殻をはずした「玄米」は、外から、果皮(外部異物防御)→種皮(内部水分調節)、 →糊粉層(脂質やタンパク質)→亜糊粉層(デンプン、タンパク質) →胚乳(デンプン/白米の状態)で構成されています。 「胚乳」以外の部分の総称が「糠層」です。 ※当会が精米にときに使う精米毎の色見本です。 |
玄米 | |
●玄米 籾殻をはずしたものが玄米です。水に漬ければ発芽する「種」の状態です。 白米に比べて栄養価がとても高くビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富です。 フィチン酸による排毒効果がよく知られています。 ●炊き方 1. 洗米して、水を張ったときに浮く籾殻などを取り除く。 2. 一晩(8時間ほど)浸水させる。(発芽状態に近づく) 3. 塩をひとつまみ入れる。(カリウムのわずかな苦味を抑え、味が引き立つ) 4. 慣れない場合は、白米に混ぜて炊いたり、黒米などを混ぜると食べやすくおいしくなります。 ※圧力鍋を使うとふっくらとおいしく炊きあがります。 ※炊飯器で炊くときは、玄米モードで、水加減は「玄米」にあわせるより 「白米」(少し多め)にすると、食べたきのねっとり感が少なくおいしく炊けます。 玄米の炊き方 詳細はこちらへ |
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五分米 | |
●五分 玄米を100%、白米0%とした場合に「糠層」を50%程度残し、胚芽がしっかりついたたお米です。玄米食をはじめたいけど、まだ、慣れない、玄米では、、、という方にもおすすめ。慣れない場合は、混ぜご飯にしたり、黒米などを混ぜると食べやすくおいしくなります。 ●炊き方 炊飯は白米と同様ですが、洗米は、少し強めで、洗米回数を数回増やします。 食べ始めの時期には、やわらかめに炊き、長めに蒸らすと食べやすい。 |
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七分米 | |
●七分 玄米を100%、白米0%とした場合に「糠層」を30%程度残し、胚芽がしっかりついたたお米です。七分米でも噛み締めるとわずかに「皮」を感じます。これが旨味のもとでもあり、馴れてしまうと白米では物足りない味と感じてしまうようになります。家族が慣れないという場合は、カレーや混ぜご飯にしたり、黒米などを混ぜると食べやすくおいしくなります。 ●炊き方 炊飯は白米と同様ですが、洗米は、少し強めで、洗米回数を数回増やします。 食べ始めの時期には、やわらかめに炊き、長めに蒸らすと食べやすい。 |
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胚芽米 | |
●胚芽米 専用の精米機で精米し、栄養価の高い「胚芽」を残したお米他の精米に比べてとても食べやすく、家族みんなで始められる健康精米。胚芽米は、女子栄養大学教授 五明紀春先生が研究・普及促進しています。 ※胚だけを残した繊細な状態のため、すべての米に胚乳がついているわけではありません。 ●炊き方 普通の精米と同じように炊飯できます。強く研ぐと胚がとれてしまい流れてしまうので、やさしく研ぐようにします。 |
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白米 | |
●白米 一般的な白いお米。真っ白に精米せずに糊粉層をわずかに残す精米を心掛けています。だれでも食べやすくて、おいしいご飯となれば、やはり「白米」となります。 ●炊き方 洗米や水加減でもお米の味は変わります。炊きあがりをみて何度かお試しください。 |
<おいしく、ふっくらと炊けるお米の炊き方>
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一度読んだらOK。慣れると簡単。我が家のご飯がおいしくなる!
要領をつかんで自分流へ。 以下、白米で2合の場合。3合以上なら洗米を少し多く。 01)準備 ※下部 解説参照 ・水を張ったボールまたは炊飯釜 ・取っ手付きのザル(ボールに入るサイズ) ・水は経済的に浄水器の水 02)計量(すり切り計量) 計量カップを使い、箸などで"すりきり"計量し、 炊く量をザルに入れて軽く振るって、ボールに漬ける。 03)一回目の洗米(糠等を切る/手早く) 手を熊手のようにして、軽くゆすぐ。 すぐに、ボールを斜めにして水をさっと流す。 (上に浮くもの) さらに、ザルを持ち上げ、水を切る。(下に沈むもの) その後、浄水器の水でさっと掛け流す。 04)二回目の洗米(べとつきや雑味を抑える) ザルをボールに入れて、水を入れながら、3回ほどかき混ぜる。 ザルを上下左右にゆらしながらゆすぎ、水を切る(3の手順)。 この作業を5回繰り返す。水を切ったらお米を炊飯釜に入れる。 ※この回数は3回から8回ほど。好みで多くしても構いません。 少なくすると滋味が残り、多くすると雑味のないクリアな味に。 05)水を入れる。(はじめて炊くお米は目盛り通り) 炊飯釜の目盛り通り入れることが重要。 炊飯釜は平な場所に置き、左右の目盛りを覗き込むように確認。 06)水に漬けておく。(はじめて炊くお米は2時間) 室温、水温によって変化しますが、まずは2時間浸水してください。 ※予約モードで2時間後に設定。(時間は水温によって変化。温かいときは1時間などでも) ※浸水時間が短いと芯が残ります。(アルデンテがお好みなら30分) 07)炊飯する。(はじめて炊くお米は普通のモード) 浸水したら炊飯スイッチオン。 08)炊飯後に天地返しをする。※解説参照 炊きあがりのお知らせが鳴ったら、蓋を開け、 一呼吸おいてから天地返しをする。 ※蓋を開けて、内蓋に水滴がついていたら拭き取っておく。 09)ご飯を盛る。 空気が入るようにふんわりと。 こうすると均一に水分が蒸発し、べとつきなどが抑えられます。 ※おかずや汁物の食事の準備ができてから、最後にご飯を盛って食卓へ。 10)次回の炊飯へ。 炊飯器の能力通りに炊いてみたら、次回は好みの炊きあがりになるように、 水加減、モードなどを調整してみてください。 <分搗き米の場合> 3の行程のつぎに「洗米(米を磨く)」を加えます。 ザルをあげたまま3回×10回ほどやさしくかき回して、浄水器の水でさっと掛け流してから、4へ。 <玄米の場合> 3の行程を三回ほど繰り返し、塩をひとつまみ入れる。 浸水時間は発芽のスイッチが入る8時間がベスト。 〜まとめ〜 味に影響するポイント・・・ ・ 計量と水加減(適当はダメ) ・ 浸水時間(基本は2時間) ・ 洗米の回数(乱暴、ゼロ、過剰はダメ) ・ お米の鮮度(2週間を目安に・古いと酸化・乾燥) ・ 使用する水(水道水がカルキ臭が強い場合は影響大) 〜はじめて炊くお米の炊き方の解説〜 <はじめに> 炊飯器は、お米をおいしく炊くために研究開発された日本が誇る家電製品です。まずは、その性能を発揮させることが一番。そのためには、計量カップすり切りの計量と炊飯器の指定通りの水量に合わせて炊いてみること。これで、炊飯器とお米の相性、自分の好みがわかり、次からはお好みの炊きあがりに調節できるのです。その日の料理や体調に合わせて炊飯モードや水の量で自由自在に。 <水はすべて浄水器の水で> ◎水はすべての行程を浄水器の水を使用します。それは、お米は最初に触れた水を一気に吸収するから。そのため、使う水はカルキ臭のない浄水器やミネラルウオーターなどがよいわけです。経済的に浄水器の水で統一します。 ◎研ぎ水には微生物の好きな糠やお米の栄養が入っていますので、花壇などの水やり用に。 <洗米について> ◎洗米する際は、水を切りやすくするためにザルを使用。お米にキズをつけないようにやさしく。 すべて手早く行いますが、それは、お米についている糠ぬか臭などをお米に吸収させないようにするためです。 ◎五・七分搗き米、精米から時間が経ったお米は、洗米回数を多くします。 ◎冬場は、米とぎ棒を使えば冷たい水に手を入れなくてもできます。 <浸水について> ◎炊飯器によっては浸水時間も計算するものがありますが、目安として2時間をおすすめします。 ◎浸水時間を短くすると芯が残り固めに炊き上がります。長くすると少しやわらかめに炊きあがります。 ◎極めようとすれば「温かい水で早く」より「15度くらいのひんやりした水でゆっくり」がお米に負担が少なくなります。(その水温によって炊飯器が熱を加えはじめてから目的の温度に達する時間が異なるので、これもひんやりの水のほうがおいしく炊けます。氷を入れるとよい、などはこんなことが理由かもしれません。 <天地返し(シャリ切り)について> 天地返し:釜の上部と底をかきまぜて炊きムラを無くすこと。 まずは、蓋をあけて蒸気を飛ばしてから(内蓋に水滴は拭き取る)、しゃもじで十字に切ります。 つぎに1/4ずつ、外側からしゃもじを入れて、上下を裏返すようにして隣のご飯の上にのせます。 その塊をふんわりとほぐしながら元に戻す。 これを繰り返し、蓋を閉めて数分ほど蒸らします。 これが炊きあがりをよくする秘訣です。 お椀に盛ってからもお米の味はどんどん変わります。その変化がまた楽しいものです。 <保温について> ご飯は保温すればするほど味が落ちます。冷凍にするなら「炊きあがりをすぐに」が基本です。 その際は、水分蒸発を防ぐことと水滴防止のためにラップをしてから粗熱を取って冷凍庫へ。 〜こんなどうする?〜 <このお米、好みが違う!というとき> 水をコントロールしてご飯炊き上手に。 水加減を調整すると炊きあがりに驚くほど違いがあります。 基本的にはそのお米の特長を変えようとせずに炊くのが一番。 まずはすり切り計量と目盛り通りの水量からはじめること大切です。 ◆やわらかい、粘りが強く感じる場合 水を少なめ、浸水時間を短かくして(40分ほど)炊いてみる。 炊飯後の天地返しで水分をしっかり飛ばす。 ◆固い、あっさりと感じる場合 洗米しすぎずに、水は目盛り通り、浸水時間をしっかり取り(2時間ほど)、 もちもちモードなどで炊いてみる。 「あっさり」は、お米の特性なので、もち米などを混ぜるともちもちニ。 やっぱり、しっくりこない!ということであれば、おかずを変えてみたり、いつもと違うおいしいご飯のお友を用意したり、料理を工夫してみたりすると意外と新鮮な食卓を楽しめたりするものです。 <目的・用途別に> 家庭内の好みや小さなお子様用、歯の治療中、消化が弱っている家族向け、お弁当用などの目的合わせるには、天地返し前の上澄みの部分を利用。この部分はもちもちでやわらかいので、これを取り分けて利用する方法もあります。 <お米の味が落ちた!というとき> あれ?おいしくなくなったあ、、、こんなときは精米からの時間経過、保管状況によって乾燥するなど、お米の劣化が原因。 ここは気持ちを入れ替えて、炊込みご飯、焼飯、ピラフ、カレー、納豆や卵などのかけご飯などで早めに消費するのが一番。 ◎黒米を入れるともちもち感が加わり、匂いも抑えられるので効果的です。 ◎昆布や日本酒、みりん、梅干などを入れる方法がありますが、これは微妙な旨味や粘りを加えるものなので、おいしいお米に通用する方法です。 ◎お米は生鮮食品(糠などが酸化する)です。努力の限界があれば、あきらめましょう。これは大切。 <虫の発生> 虫が発生してしまったら、日光のもとでお米を広げると飛散または逃げ出します。 保健所等に確認したところ、食害があったものなどの健康の被害はないとのこと。ただ、虫の発生があるということはその付近にも卵があり、さらに発生する可能性があります。米びつやその周囲を念入りに掃除することが大切です。 なぜ虫が?・・・一般の米保管場所や精米所には、業務用の殺虫剤や忌避剤が設置されています。年に数回燻蒸する場合もあります。私たちは、食の安心安全のために保管場所や精米所、お米に薬剤処理を一切しておりません。ご家庭での保管中に温度が高くなると、虫が発生(孵化)する条件となります。15度以下で保管をお願いします。 <異物?これは何?> 私たちは精米過程にてお米の異物除去する機械を二度通しています。それは、農薬に頼らず栽培しているため、害虫(カメムシ)の食痕で黒く変色したお米や、籾、黒い雑草の種、栽培方法に関わらずに未成熟の青いお米や籾殻などが混入しているからです。機械の性能上、除去しきれずにその一部が混入している場合があります。健康上に問題がないと云われておりますが、取り除いてお召し上がりください。 |
<保管方法について>
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食べ切る目安
お米は、精米後に空気に触れたり、温度や湿度の関係で味が劣化します。 夏場で2週間、保管場所の温度が低い冬場で1か月が目安になります。 ※胚芽米、七分、五分米は、胚や糠が付いているため、白米に比べると酸化が少し早いのでお早めに。 野菜と一緒にご利用いただいているお客様は、配達サイクルに合わせて最小限の量を。 お米の保管条件 お米も生鮮食品のように。 保管温度15度以下、湿度70%程度、これが好ましい環境です。 ※20度以上になると途端に味の劣化(酸化・乾燥)が早くなります。 お米の袋には、小さな空気穴が開いており、湿度や匂いなどを吸着します。 米びつなどに移し替えて、気温や湿度の影響が少ない冷暗所で保管をします。 冷暗所・米びつがなければは冷蔵庫ペットボトル保管を 最適な保管場所がない場合は「冷蔵庫保管」をおすすめします。 「密封できる小分け袋」や「ペットボトル」に小分けして冷蔵庫で保管します。 ※取り出したときの温度差で結露する場合があります。 そのまま放置しておくと赤や茶色に変色(カビ)する場合があります。 その場合は、あきらめて処分してください。 |
<おこめの話 おこめは体にいい!家計にやさしい!> |
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