山形の郷土料理「からかい煮」 ができる「からかい（干しかすべ）」をお届けします。
 

その昔、山形の内陸部で魚といえば、保存食でもある、塩引き鮭、棒鱈、からかい（エイの仲間で「かすべ」）などの干し魚でした。からかい煮（からげ煮）は、お祭りやお盆、お正月のときのご馳走でした。煮汁が冷めるとコラーゲンたっぷりの「にこごり」になり、温かいご飯にのせて食べると格別です。（山形県）


からかい煮のつくり方 ・レシピ

＜下ごしらえ＞
からかいを水洗いして一口大に切り分けて1晩以上水（米のとぎ汁）につけます。
※夏場は途中で水を取りかえる。戻す時間は3〜5日のところもありますし、一度火を入れてまた水に漬けるなどさまざま。


＜作り方＞
1. からかいを鍋に入れたらからかいの高さの二倍ほどの水に入れて火にかける。
沸騰したら弱火にして酢を小さじ1を入れ、ぐつぐつしたらアクをとり、柔らかくなるまで煮る（1時間ほど）。
※水がなくなったら足して水煮。
※旨味の強い煮物を作るにはここで出汁などを加える。

2. 竹串が刺さるくらいにやわらかくなったら残った水を捨て、からかいがかぶるくらいの水を入れ、醤油、本みりん、日本酒、黒砂糖などの調味料（各大さじ2）を加えてとろ火で煮たら（1〜2時間ほど）できあがり。


＜コツ・ポイント＞
※できれば一晩寝かせると味が染み込みおいしくなる。甘じょっぱい味が昔ながらの味。
※調味料の効かせ方を丁寧にするなら、3に入る段階で、酒全量を入れ、煮立ったら、砂糖2/3を入れ、砂糖がとけたら、本みりんと醤油を2/3を入れ、汁気が少なくなったら味見をして、砂糖、醤油で味を調整します。
※圧力鍋なら時間短縮、やわらかく煮えます（崩れやすいので気を付けて）。
　材料を入れ強火、圧力鍋のピンが上がったら弱火にして15〜20分、火を止めて15分以上。蓋を開け硬さと味を見て、最後の仕上げ（煮たり、味を加えたり）
※写真は「あがらしゃれ真室川」より
 

＜商品情報＞
　山形の郷土料理 からかい煮ができる「からかい」
　（干しえい・干しかすべ）
　商品名：干しえい 　1200円（税別）
　原材料：えい（北海道産）
　量目：130g
　加工者：山形県産食品株式会社
　※この商品には簡単な料理のつくり方が入っています。