山菜詰め合わせの目指すところ
雪解け水をたっぷりと吸い上げ、まさに芽吹こうとしている瞬間の山菜。その自然の一瞬を切り取った姿は芸術品のように美しく感じます。この美しさのなかにあの清冽な、なにか若返るのではないかと思えるホロ苦さが堪らないのです。包丁をすっと入れた瞬間に春の山のさわやかな香りが体を通り抜けていきます。これが天然物の力。
今年は、4月下旬予定(4/20以降 順次発送)。
山菜取りの名人が採取した天然物を4〜5種(3〜4人分)をお届け。
お届け日はおまかせいただき、準備が整い次第(お届け日の前日)メールにてご連絡します。山菜の鮮度を保つため、下処理などを行わず、摘みたての状態でお届けします。食べる直前に切り口を再度切り揃えて調理してください。
お届け例(その年によって種類や量目が異なります)


たらの芽 こごみ


山うど セットイメージ
目標としているのは上記の山菜(クリックすると新しいウインドウで画像が表示されます)。ほかに、しどけ、木の芽、うこぎ、花わさび、なんまい、直営農場の山菜など。写真のたらの芽は若すぎるかもしれません。もう少し生長したものも目利き範囲になります。なにしろ、そのものの鮮度が重要と考えています。コシアブラは取り扱い休止中です。
<過去にお届けした山菜セット>

赤みず、こごみ、しどけ、たらの芽、山うど、オマケににりんそう(毎日変わります)

山菜を楽しむには、まずは手に入れた山菜とにらめっこ。
さて、どう調理しようかと考えてから冷蔵庫へ入れておき、
段取りをしてからさっと調理するのが一番です。
<用意しておくとよいもの>
どう料理するのかは山菜を見てから。
これさえあれば山菜料理を堪能できます。
○天ぷら・・・天ぷら油、天ぷら粉、抹茶塩、山椒塩、
山菜以外のネタ(新玉ねぎ、アスパラ、筍、ミニトマト、旬の魚介類)、天つゆ
○和えもの・・・黒ごま、白ごま、くるみ、酢みそ、胡麻ドレッシング、マヨネーズ
○洋風なら・・・オリーブオイル、バター、バルサミコ酢
○主食は?・・・蕎麦、素麺、パスタ、茶飯、、、
○小鉢に・・・甘露煮、わらびやぜんまいの煮物など
○山菜と楽しむお酒・・・各種
<山菜料理のコツ>
○到着したら山菜の天地を自然と同じようにして冷蔵庫へ。
調理の直前にカットする。
※お届けするものは鮮度保持のために切り口は収穫したときのまま。
○天ぷらの揚げ方のコツ
1. 衣の作り方:たんぱく質は、水と混ぜると粘り気のあるグルテンが発生し、水分が抜けにくく、カラッとした仕上がりになりません。そのために、薄力粉(たんぱく質が少ない)を使い、混ぜすぎない、温度を低くする(水は冷水を使う、ボールや薄力粉を冷やしておく、冷蔵庫で冷やすなど)、卵やマヨネーズ、重曹を混ぜる、衣をつけたらすぐに揚げることがポイントです。
2. 揚げる温度:天ぷらは180度が適温といわれますが・・・山菜の場合は、ほろ苦さを残すために低めの170度くらいがよいとされています。
※一度に揚げ過ぎて油の温度を下げないように。
※鍋:油がよく対流する鍋がよい。
※水分が多かったり、肉厚のものを揚げるときは、揚がる前に一度油から引き上げ油を切ってそのまま元に戻す「プチ二度揚げ」をするとサクッと揚がります。
○天ぷら油
クセのない「紅花油」が一番(山菜料理出羽屋料理長)。ほかに米油、菜種油(さっぱり)、紅花油をベースに、ごま油(風味)、オリーブオイル(こってり)を加えても(興味がある方は、天ぷらが終わるころ、少し足してお試し)。ふくよかで口飽きしない味に。
○おひたしにするとき
山菜を茹がくなら塩をひとつまみ入れて少し硬めに。
(色を引き立てるならわずかな木炭灰を入れるなど)
冷水にさらして、ぎゅっとしぼる。
どうぞ、 この時期だけの山菜をお楽しみください。